藤井七段「かなり疲労を感じる」先勝も体力面課題(日刊スポーツ)

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将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦7番勝負の第1局は1、2の両日、愛知県豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で行われ、先手の藤井が先勝した。棋聖戦に続くタイトル挑戦となった藤井が、地元・愛知県の開幕局で好発進した。史上最年少での2冠を狙う。第2局は13、14の両日、札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われる。 【写真】1日目の初手を指す前、お茶を一口飲む藤井聡太七段    ◇   ◇   ◇ 「史上最年長VS史上最年少」と注目されるシリーズ。第1局は先手の藤井が角換わり戦を挑み、木村が受けて立った。わずかにリードして突入した終盤戦、藤井は攻めをつなぎ、木村の粘り強い受けを振り切った。最終盤は1手、間違えれば、逆転負けする可能性もあったが、最後まで「千駄ケ谷の受け師」の異名を持つ相手に、攻めの「速球」を投げ続けた。 95手目、先手2五金とトドメの頭金を打ち込み、木村を投了させた。異次元の強さを見せた藤井は「2日目の途中でちょっと間違えて攻めが細くなってしまったところもあったが、押し切れたかなという感じです」と振り返った。初めての2日制の対局には「充実感があった」と話す一方で、慣れない和装姿、初めての前夜際などで「2日目の午後からは、かなり疲労を感じることがあった」と体力面の課題も口にした。 王位戦初勝利には、地元の心強い後押しもあった。会場となった「ホテルアークリッシュ豊橋」は地元の食材をふんだんに使ったメニューを用意。藤井は1日の昼食には三河湾の海の幸を豊富に使った「三河鮮魚の海鮮丼」、この日の勝負メシは「きしめん御膳」を注文した。「地元メシ」をエネルギーに変えた。 同ホテルの近くの劇場では豊橋市がパブリックビューイング開催し、300人以上がインターネット中継を観戦した。タイトル戦では初の地元凱旋(がいせん)に藤井は「ファンの方に見ていただいている中で、勝つことができてよかった」と表情を緩めた。 王位戦は全国を転戦し、1局を2日かけて戦う持ち時間各8時間の7番勝負。先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。第2局は13、14日に札幌市で行われる。その前に大一番がある。タイトル挑戦中の棋聖戦5番勝では第2局を終えて2勝0敗。史上最年少タイトル奪取にあと1勝と迫っている。棋聖戦の第3局は9日に行われる。「いい将棋

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(2020/07/02)