ジェイミー・ベル、毎日3時間のタトゥーメイクで「キャリア最高の役」監督が明かす『SKIN/スキン』(cinemacafe.net)

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アメリカで発足したレイシスト集団の創設者ブライオン・ワイドナーの実話を描いた『SKIN/スキン』。世界中で「Black Lives Matter」運動が高まる中で日本で劇場公開となり、“まさに今見るべき映画”と多くの反響を呼んでいる。この度、ガイ・ナティーヴ監督が製作背景を語るメイキング映像が解禁された。 【画像】ガイ・ナティーヴ監督とキャストのメイキング写真 世界中でレイシズムが蔓延し、その抗議・反対の声も高まるいま、“寛容さを追求した作品”を製作した想いをガイ・ナティーヴ監督が語る本映像。 まずは本作を製作するきっかけとなった、ブライオン本人が壮絶なタトゥー除去手術を行った記録写真が映し出される。イスラエル出身で、ホロコーストを生き延びた祖父母からあらゆる人種差別について聞かされてきた監督は、ブライオンの写真と“スキンヘッドの若者が社会復帰できる確率は、0.1%にすぎない”と書かれた記事を読み、本作を製作する決心をしたという。 元レイシストの心の闇を見事に表現したジェイミー・ベルへの信頼 また、監督はブライオン役に起用した主演のジェイミー・ベルについて、「本作がキャリア最高の役」と絶賛。元レイシストが持つ心の闇を見事に表現してくれたと語っている。ジェイミーが全身のタトゥーメイクを施す様子も公開され、「タトゥーの数が多いほどネオナチの仲間に尊敬された」というブライオンの姿を忠実に再現するため、撮影時は毎朝4時から3時間かけてメイクを入れていたという。 さらに、自身を演じたマイク・コルターの大ファンだというダリル・L・ジェンキンス本人が撮影現場を訪れるシーンでは、ダリルが撮影にあたり、反ヘイトの観点からファシストとどう闘うか、更生を望む者にどう協力するかなどを監督にアドバイスをするだけでなく、マイクとも交流を重ねたことが映画完成の力になってくれたと語った。 映像の最後には、本作のモデルとなった人物たちの写真が映され「あなた方は彼の努力を受け入れられるか?」という、この映画のテーマを監督が語っている。憎悪と暴力の世界から抜け出そうしたブライオンと、どんな人でも救おうと奮闘するダリルの友情は、世界でレイシズムの嵐に直面している私たちに、見失っていた“寛容さ”について改めて考えるきっかけとなる姿といえる。 『SKIN/スキン』は新宿シネマカリテ

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(2020/07/02)