出版不況に最後の革命を…女性ファッション誌「LARME」復活! 編集長に聞く「紙媒体へのこだわり」とは?(TOKYO FM+)

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高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週木曜日は、文筆家の古谷経衡さんとお届け。7月2日(木)の放送は、紙の雑誌や電子書籍など、本のあり方を特集。ファッション誌「LARME(ラルム)」復活の立役者・中郡暖菜(なかごおり・はるな)さんをゲストに迎え、思いを聞きました。 スマホや電子書籍などの普及もあり、休刊となる雑誌も。地方の雑誌や季刊誌なども含めると、今年休刊になった雑誌は50誌以上と言われています。 そんななか、今年3月発売号をもって休刊した「LARME」が9月に復刊するというニュースが。なぜいま紙の雑誌なのか……中郡さんは、「Webにはない強さがある」と話します。 「LARME」は、世間が楽しさを求めた時期の2012年に創刊。「表紙から最後まで笑顔がない雑誌」として注目を集めました。中郡さん自らが出版元・徳間書店に企画書を持ち込み生まれた雑誌ですが、徐々に規模が拡大して「やりたいこと」との乖離(かいり)から、1度は制作から離れたといいます。 しかし、「LARME」が休刊することを知り、徳間書店から事業買収して再び改革の舵を切ることに。「『LARME』は出版にとって最後の希望。『LARME』後に出た女性ファッション誌で、『LARME』ほどの規模になったものはないから」。中郡さんは、託した思いをそう語ります。 さらには「既存の有名誌は“雑誌はこうあるべき”というのが強いのですが、『LARME』は最後の革命としてなんでもできる。挑戦して新しいところを切り拓いていかないと、他の媒体も動きようがない」とも。 女性ファッション誌の未来を背負い、中郡さんは前を向きます。また、たかみなが「なぜ手に取れる形で残そうと思ったのか」と紙媒体へのこだわりを聞くと、中郡さんは「リアルなものとして残るから。スマホなど“仮の箱”に閉じ込めて、それが自分のものかというと違う気がして。でも、本はお金を出して買えば完全に自分のものになる。捨てるのは大変だけど残るもの。Webにはない強さがあると思っています」と力を込めます。さらに、雑誌のタイトルに込めたこんな思いも。「“LARME”はフランス語で涙という意味。この雑誌が女の子の涙の代わりになって、読んでいる間は悲しいことを忘れられて幸せな気持ちになれる……そんな雑誌になってほ

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(2020/07/02)