ANA、グラハンはマスクなしOK 熱中症対策、シャツは高通気素材(Aviation Wire)

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 新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の拡散防止に努める全日本空輸(ANA/NH)は、空港の地上係員や客室乗務員など、利用客と接する職種にはマスク着用を義務付けている。屋外で業務するグランドハンドリング(グラハン、地上支援)スタッフも同様で、旅客と接することが少ないもののマスクを着用し、業務にあたっている。  これから夏本番を迎え、屋外のランプエリアではコンクリートの照り返しなどにより、体感温度が気温を大きく上回る。ANAは高温となる時期を対象に、屋外で2メートル以上のソーシャル・ディスタンシング(対人距離)を確保できる場合に限り、マスクの着用を任意としてスタッフの健康面を考慮。通気性のいい素材を制服に導入するなど、熱中症対策を講じている。  日中の気温が気温30度を超えた7月2日、ANAはグラハンスタッフの熱中症対策を、羽田空港で報道関係者向けに公開した。 ◆熱中症対策でマスク着用任意  羽田空港のグラハン業務は、ANAエアポートサービスがを担う。1グループ8人程度で担当し、貨物の積み下ろしや搭載など、地上支援業務を行っている。スタッフは屋外の打ち合わせ時など、普段はマスクを着用しているが、2メートル以上離れて作業する場合は、熱中症回避のためマスク着用を任意としている。  制服のシャツには東レ(3402)の「シャミラン」を採用。シャミランは、通気性が高く放熱量が多いのが特徴で、ANAは6月から順次導入を進めている。また作業中の水分補給用に、スポーツドリンクなどが入ったクーラーボックスも備え、塩あめのほか、今年からは凍らせた一口ゼリーも用意している。 ◆新素材制服「ジメジメ感少ない」  公開したのは、那覇発のNH462便(ボーイング767-300ER型機、登録記号JA610A)到着時のグラハン作業。同便が到着した午後1時台の羽田空港は気温30度を超えた。地面の温度は35度を上回り、40度を超えることもあった。  OJT(実地訓練)を含めたスタッフは同便の到着前、円形になり打ち合わせを進めた。打ち合わせ時はスタッフ同士の距離が近いこともあり、全員がマスクを着用。打ち合わせ終了時に持ち場に就いてもマスクを着けたままのスタッフが多かったが、作業中は多くのスタッフがマスクを外し、個々で熱中症対策を講じていた。  取材に応じたANAエアポートサービス

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(2020/07/02)