FAA、737MAXの飛行試験終了(Aviation Wire)

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 FAA(米国連邦航空局)は現地時間7月1日、ボーイング737 MAXの運航再開に向けた飛行試験終了した。自動飛行制御システムの変更点を確認し、認証基準を満たした場合、運航停止命令を解除する。  6月29日に開始した飛行試験は、米シアトルのボーイング・フィールド(キング郡国際空港)で実施。FAAとボーイングのパイロットが担い、737 MAX 7(登録記号N720IS)を投入した。飛行試験の様子は、動画で公開している。  737の発展型となる737 MAXは、CFMインターナショナルの新型エンジン「LEAP-1B」を採用。翼端には新型ウイングレット「アドバンスト・テクノロジー・ウイングレット」を備え、客室内装はLED照明や大型の手荷物収納棚など、787と同等のものを取り入れた「ボーイング・スカイ・インテリア」を採用する。  標準型は737-800の後継となる2016年1月に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)で、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継機737 MAX 7(同172席)、従来型では胴体がもっとも長かった737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)があり、2019年11月には胴体長が最長となる737 MAX 10(同230席)がロールアウトした。  737 MAXは2件の墜落事故が起きたことで、FAAなど各国の航空当局による安全性認証がずれ込んだ。1回目の事故は2018年10月に、インドネシアのライオン・エア(LNI/JT)のジャカルタ発パンカルピナン行きJT610便(737 MAX 8、登録記号PK-LQP)が、2回目は2019年3月には、エチオピア航空(ETH/ET)のアディスアベバ発ナイロビ行きET302便(737 MAX 8、ET-AVJ)が、それぞれ墜落。いずれも737 MAXで新たに採用した失速防止システム「MCAS: Maneuvering Characteristics Augmentation System(操縦特性向上システム)」が要因となり、システムの改修を進めている。  ボーイングの受注リストによると、5月末現在の受注は4619機、引き渡しは387機。墜落事故が発生した2019年3月10日以降は、翌11日に米航空機リース会社アビエーション・キャピタル・グループ(ACG)へ引き渡した1機以降、

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(2020/07/02)