ソフトバンク石川、持ち前グイグイ投球2年ぶり1勝(日刊スポーツ)

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<日本ハム0-4ソフトバンク>◇1日◇札幌ドーム ソフトバンク石川柊太投手(28)が18年9月20日の日本ハム戦以来、約2年ぶりの白星を挙げた。日本ハム戦で6回5安打無失点。毎回の10三振を奪う力投で、チームに5試合ぶりの勝利をもたらした。昨年は右肘痛などで2試合の登板に終わった右腕は、プロ初の開幕ローテーション入り。前回登板でKOされ、背水の陣で挑んだ一戦で結果を出した。先発に勝利がついたのはバンデンハークに次いで2人目。 【写真】試合後、森からウイニングボールを笑顔で受け取る石川   ◇    ◇    ◇ 代名詞の高速テンポが帰ってきた。石川が捕っては投げるようにストライク先行でグイグイと押した。最後に迎えた一番のピンチで、さらにギアが上がった。6回。連打と四球で2死満塁としたが、野村に4球変化球を続けて最後は外角いっぱいの直球で見逃し三振。派手には喜ばなかった。2年ぶり白星を手にし「(昨年の)CSとかでも投げていたので、そんなに(久しぶりの)感じはしなかった。今日はようやく今シーズンがスタートした気持ちになれた」と淡々と振り返った。 17、18年は先発、リリーフでフル回転。昨季は右肘の故障などで1軍復帰は9月になり、2試合の登板に終わった。同じ失敗はしないと、4月からの新型コロナウイルスによる自主練習期間中にフォーム修正に取り組んだ。「体に負担がないよう、どう出力するか」と全身を使ってケガをしにくい投球を意識。米の鉄腕アストロズ・バーランダーの映像を見るなどして作り上げた。 だが今季初登板となった前回6月24日の西武戦は4回途中6失点と打ち込まれ「やってきたことに手応えが全くなかった。不安で…」。今回までの1週間を使い、イメージやメンタル面を修正。「気づけたこともある。遠回りというか。本来の自分らしさが今日のマウンドにはあったのかな」。強気の投球がよみがえった。 独特の無観客対策も奏功した。「どうしても、ガッとくるようなマインドのコントロールが難しい。お客さんがいたら自然と上がっていた」。気持ちを高めるため、試合前と試合中に刺激の強いエナジー系飲料水「レッドブル」を飲んだ。「最終手段。背水の陣で、だめだったら2軍くらいの覚悟。それなりのリスクを背負わないとリターンがない」。悲壮の作戦も自らの背中を押したようだ。「次は300日ぶりとか言われないよ

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(2020/07/01)