ベテルギウスの減光は表面に生じた巨大な黒点が原因だった?(sorae 宇宙へのポータルサイト)

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Thavisha Dharmawardena氏(マックス・プランク天文学研究所)らの研究グループは、2019年から2020年にかけて観測されたベテルギウスの減光は表面温度の低下にともなう現象であり、その原因はベテルギウスの表面に生じた巨大な黒点だった可能性が考えられるとした研究結果を発表しました。 通常時よりも40パーセントほど暗くなった今回の減光については、ベテルギウスが放出した塵によって光がさえぎられたことで生じた可能性が指摘されています。そこで研究グループは、チリの「アタカマ・パスファインダー実験機(APEX)」やハワイの「ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(JCMT)」といった、塵の観測に使われるサブミリ波を利用する電波望遠鏡の観測データを参照しました。 その結果、ベテルギウスがサブミリ波でも20パーセントほど暗くなっていたことが判明。観測データを分析したところ、サブミリ波の明るさの変化はベテルギウスを取り巻く塵の増加に由来するものではなく、ベテルギウスの直径が10パーセントほど小さくなったか、あるいはベテルギウスの表面温度が平均して摂氏200度ほど下がったことで生じた可能性が示されたといいます。

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(2020/07/01)