「今は我慢・辛抱のとき、いつか盛り上がる時が必ずくる……」“元祖日本一速い男”星野一義監督がコロナ禍で感じたこと(motorsport.com 日本版)

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 今年の初めから日本でも感染者が増加し、4月7日には政府から緊急事態宣言が発出されるなど、我々の生活を一変させることになった新型コロナウイルス。国内の主要なモータースポーツは、3月のテスト以降は一時完全にストップすることとなり、関係者も外出自粛を余儀なくされた。 「こんなにレースがなかった期間を経験するのは僕も初めて。もちろんサーキットへこんなに行かないのも初めて。(サーキットに)行きたくてウズウズする気持ちもあったし、なかなか生活のリズムがつかめなかったですね」  そう語った星野監督だが、コロナ禍でファクトリーを通常通り稼働できない中でも、従業員の給料は一切カットせず、満額を支払っていたとのこと。そのためにインパル製品の開発や販売等の調整などで、ほとんど休む暇もなく忙しい日々を過ごしていたという。 「いつも思うけど、経営者の立場と雇われる側の立場、そしてドライバーと、それぞれコンセプトが違うわけですよ。その人の立場になって考えると、やっぱり満額欲しいだろうから、少し無理をしてきましたけど……もう大変だったね」 「製品に関しても(コロナの影響で)地方へ営業に行けないから、東京から電話で連絡を取り合ったりリストを見直したりと、試行錯誤の日々でした」  取材の際には「昔は“日本一速い男”と言われたけど、今じゃ“日本一借金の多い男”だよ!」と笑いながら話してくれた星野監督。しかし、経営者として従業員を守らなければいけない責任感が大いに感じられたのと同時に、いざレースが再開した時に向け、チームが全力を出せる状態にするために自身が出来ることをコツコツとこなしている姿勢が垣間見えた。

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(2020/07/01)