人との接触ゼロで誰でも借りられ、使用後は自動返却。JALら3社、世界初の自動運転車椅子サービスを羽田空港で開始(Impress Watch)

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 JAL(日本航空)、日本空港ビルデング、WHILLの3社は7月1日、羽田空港で自動運転車椅子(自動運転パーソナルモビリティ)のサービスを開始した。空港における自動運転パーソナルモビリティの実用化は世界初事例になるという。 【この記事に関する別の画像を見る】  JALでは2020年2月から最新技術を活用して効率的なセルフサービス、きめ細やかなヒューマンサービスを提供すべく「JAL SMART AIRPORT」の導入を開始しているが、そのコンセプトに沿って、自動運転電動車椅子のサービスを展開するもの。  羽田空港第1ターミナルは全体で800mほどあり、普段は車椅子を利用しないが羽田空港ではJALが貸し出している車椅子を利用するという人も多いという。もちろん車椅子を利用する人にとっては、この距離の移動には不安を抱えている。  加えて、昨今の新型コロナウイルス感染症の対策として、人との距離を広く取りたいと思う人が増えているなか、今回の自動運転車椅子サービスは、借り受けるところから、返却まで、空港スタッフとのやり取りは一切必要ないサービスとなっているのも大きな特徴となっている。  サービスは、自動運転パーソナルモビリティ「WHILL」を活用。羽田空港を運営する日本空港ビルデングが3台を導入し、JALがサービスを展開するスキームとなる。  羽田空港第1ターミナル 南ウイング 保安検査場Bの先に、「WHILLステーション」と呼ばれる発着地を設定。ここに設置されたWHILLに乗り、搭載されたスマホ風端末を操作して、「ゲート3」「ゲート4~6付近」「ゲート7付近」の3か所から希望の目的地を選択するだけで自動走行。  到着後は、車椅子から降りるだけで、人が降りたことを自動認識し、無人でWHILLステーションに帰還する。最終的な停車位置の精度が高まるまでの過渡期対応としてWHILLステーションにスタッフが常駐するが、システム改修によって精度が高まったのちには、WHILLステーションも原則として無人で運営する予定という。  先述の新型コロナ対策について、人が常駐している際はスタッフが拭いて消毒を行なうが、無人化ののちには除菌シートを設置して利用者に消毒してもらうなどのスタイルも検討しているという。  移動速度は3.5km/hで、大人が普通に歩く速度よりやや遅いイメージ。

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(2020/07/01)