台湾、ソマリランドと相互に公式代表機関設置へ 呉外相が発表(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)は1日、記者会見で、台湾はアフリカ北東部ソマリランドと相互に公式代表機関を設置すると発表した。呉部長によれば、今年2月下旬、双方の外相が2カ国間議定書に調印し、相互に代表処を設置することに同意したという。呉部長は双方の互恵関係向上に期待を寄せた。 ソマリランドは1991年に独立を宣言したが、国際的には国家承認されていない。外交部(外務省)によれば、人口は約390万人、漁業や石油、天然ガスなどの資源を豊富に有している。すでに3回の大統領選挙が行われ、政治情勢は安定しているという。外交部は「台湾と民主主義や自由の理念が近い国家」だと形容している。 公式代表機関の名称はそれぞれ「台湾代表処」、「ソマリランド代表処」とすることで合意した。 会見後、呉部長は取材陣に対し、台湾は昨年末からソマリランドと接触を開始していたと説明。関係促進について話し合っており、訪台したソマリランドのヤシン・ハジ・モハムド外相と今年2月26日に議定書に調印したと明らかにした。議定書には台湾がソマリランドに対して提供する協力の項目が記載された。協力内容は青果の輸入代替計画、妊婦や乳幼児の保健、デジタル公文書・資料の管理支援などが含まれる。 呉部長によれば、台湾側の官僚は2月6日にソマリランドに入り、代表処設置に関する作業を進めている。正式な設立日については双方ですり合わせを行っていくという。 呉部長は、台湾は2009年からソマリランドと良好な関係を徐々に築いており、海事の安全や医療衛生協力、教育協力などの分野で連携してきたと強調した。 (游凱翔、陳韻聿/編集:名切千絵)

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(2020/07/01)