三嶋大祭り中止でも… しゃぎり、遠隔指導「伝統を途絶えさせない」 芝町青年会と芝本町子ども会(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 新型コロナウイルスの影響で中止になった「三嶋大祭り」に代わり、子供たちが祭りばやしのしゃぎりを披露する晴れ舞台を作ろうと、三島市の芝町青年会と芝本町子ども会が準備に乗り出した。4月からオンラインで子供らの自宅をつなぎ、笛や太鼓、すりがねなどの指導を開始。「三島の伝統を途絶えさせない」と8月のイベント開催を目指している。  青年会が撮影した全曲目とパートの動画を子供らが見ながら個人練習に取り組み、希望者にはオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を活用した週2回の遠隔指導も続けている。自宅での練習は近所迷惑になるため、太鼓は段ボールにゴム製のクッションを付けるなど音が出ないよう工夫を凝らした。地元の児童ら17人が参加し、楽器のパートやレベルに応じて青年会のメンバーが教えている。  しゃぎりは220年以上続くとされる一方で楽譜はなく、町ごとに異なる曲想や旋律は全て口伝で継承している。オンライン指導では大人から子供へ太鼓をたたくテンポや、他の楽器との関係性も細かく伝える。録画を後で確認するなど細かなチェックも行い、指導に当たる青年会事務局の福田勝彦さん(48)は「100%の練習ではないが、オンラインは感覚を伝える指導に向いているのでは」と手応えを感じている。  今後は少人数ずつ集まって音合わせの練習も行い、8月のイベント開催に向けて調整を進める。

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(2020/07/01)