ソフトバンクの新助っ人ムーア 圧巻の10奪三振も打線低調で10回ドロー(東スポWeb)

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 期待の新助っ人左腕が本領を発揮した。ソフトバンクのマット・ムーア投手(31)が30日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発し、6回3安打1四球1失点の快投を見せた。  立ち上がりからフルスロットルだった。いきなり4者連続三振スタート。奪三振ショーは止まらない。サウスポーから繰り出す最速150キロの直球にカーブ、チェンジアップを交えて18個のアウトのうち、実に10個を三振で奪った。4回に不運な内野安打をきっかけに近藤に左中間への適時二塁打を浴びて1点を失ったものの、先発としての役割をきっちりと果たした。  首脳陣が「つぶしていく」と宣言していた敵の主砲・中田もきっちりと料理。今季ここまで5本塁打を放つ好調な相手を、内角を厳しく攻め、3打数無安打2三振と完璧に封じ込めた。 「今日は全体的に自分の投球ができた。タイムリーを浴びてしまったボールだけ、自分の思ったコースに投げられなかった。捕手の(甲斐)拓也とも呼吸が合っていたし、うまくインコースも使うことができた。次回以降につながる投球だった」とうなずいた。  前回登板の西武戦(メットライフドーム)では6失点を喫してKO。自らの失策や3四球が重なっての敗戦に「打たれる以前に自分を苦しめてしまった」と猛省。そして「絶対にやり返さないといけない」と力強いフレーズでリベンジを誓っていた。  登板前日の29日、その意図について「自分自身に言った言葉です」と説明し、「失敗は繰り返さない。そういうところに気をつけて1イニングでも長く投げていきたい」とこの日のマウンドに上がった。まさに有言実行の好投だった。  メジャーでの実績がありながら、日本球界で成功するために周囲からのアドバイスを受け入れるタイプ。日本では先輩のバンデンハークに積極的にも〝取材〟をしている。  この日は打線が延長10回でわずか2安打と援護に恵まれずチームは1―1の引き分け。来日初勝利を手にすることはできなかったが、その日が来るのは遠い日ではなさそうだ。

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(2020/06/30)