秋元康──僕はなんだか胸が熱くなる【GQ JAPAN連載特集:希望へ、伝言】(GQ JAPAN)

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この未曾有の事態は、僕たちに哲学的問いかけを投げかけてくる。誰もが経験したことのないウイルスと対峙した僕らは、どう生きるべきなのか、なにを考えるべきなのか。 都市とは? 仕事とは? 家族とは? 友だちとは? コミュニケーションとは? いま世界中が平等にこの困難と立ち向かっている。NYで、ロンドンで、東京で、アフリカや南米でも、みんなが同じ敵と戦っている。国境も、人種も関係ない、その世界中の息づかいを感じるとき、僕はなんだか胸が熱くなる。「人類への警鐘」などと大げさなことをいうつもりはない。でも、なにかしらの意味はきっとあるのだと思う。ひとりひとりがこの新型コロナウイルスが引き起こすさまざまな出来事と向き合い、考え、答えを出しあっていったとき、そこに新しい哲学が生まれるのではないだろうか。リーダーが誰かなんて関係ない。世界中、みんなで考えていくことが大切なような気がする。 いつかこの問題が終息したとき、そこには新しい哲学があり、新しい時代がある。その時代が変わる瞬間を僕は見ていたい。僕らが同じ時代に生きているのは、偶然であり運命だ。セレンディピティといってもいい。その同時代に生きる仲間たちとともに、新しい時代を迎えたいと思う。 PROFILE 秋元康 1958年、東京都生まれ。TV、舞台などの企画構成、映画の企画・原作、CMやゲームの企画など、多岐にわたり活躍中。AKB48グループと坂道シリーズの総合プロデューサーも務め、楽曲の作詞も手掛けている。

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(2020/06/30)