解体中の高校で大規模災害想定の消防訓練(テレ玉)
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川口市消防局は、統合によって2018年に閉校し現在、解体中の旧川口市立川口高校で、大規模災害を想定した消防訓練を行いました。この訓練は、大規模な地震が発生して建物が倒壊・封鎖し、建物内に取り残された人が複数いる想定で進められ、29日から4日間に渡り行われています。
解体中の建物で、隊員たちが実践的に訓練を行うのは初の試みとなります。30日は、倒壊した建物に取り残された人を救助するために壁や床に開口部を作成する「ブリーチング訓練」が行われました。作業スペースを確保した救助隊員は、鉄筋センサーを使って開口部の位置を決めると、救助者の状況確認のため、「サーチングホール」と呼ばれる小さい穴を空け、床下の状態を確認しました。その後、救助者の安全を確保した上で、エンジンカッターなどでコンクリートの床を切り取りました。倒壊の恐れがある災害現場では、その場に合った救助方法を選び実行する判断能力とスピード感が求められます。
訓練に臨んだ救助隊員たちは、隊長の指示を受けながら素早く動き、一人ひとりの技術の向上と隊員同士の連携を強化していました。