「シャビの再来」と期待されたアルトゥールは、なぜ2年で放出されたのか?(SOCCER DIGEST Web)

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 2018年10月3日、“聖地”ウェンブリーで行われたチャンピオンズ・リーグ(CL)で、バルセロナはトッテナムを4-2で粉砕した。 【PHOTO】イカルディ、クエンカ、ドス・サントス… バルサで大成できなかった“ワンダーキッド”を一挙紹介!  この試合でCLデビューを飾った22歳のブラジル人MFに、目の肥えたバルサファンも舌を巻いた。抜群のボールキープとテンポの良いパスワークは、レジェンド司令塔を彷彿。「シャビの再来だ」と最大級の賛辞が贈られたのだ。  だが、それから2年も経たないうちに、アルトゥールはチームを追われた。この6月29日に、ミラレム・ピャニッチとのトレードという形で、ユベントスに放出されたのだ(今シーズン終了まではバルサでプレー)。  両クラブの発表によれば、アルトゥールの移籍金は7200万ユーロ(約86億4000万円)+1000万ユーロ(約12億円)のインセンティブ。一方のピャニッチは、移籍金6000万ユーロ(約72億円)+500万ユーロ(約6億円)のインセンティブ。つまり、インセンティブを無視すれば、バルサは30歳のボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFと1200万ユーロ(約14億400万円)を手にする代わりに、23歳のセレソン戦士を手放したことになる。  クラブの財政悪化のため、今シーズンの決算において6月30日までに選手――それもある程度の高値が付く――を売却する必要があったとはいえ、もちろんチームに不可欠な存在であれば、放出したりはしない。  では、“シャビの再来”は、なぜたった2年でトレードされたのか。    最大の理由は、ピッチ上のパフォーマンスがあまりに“普通すぎた”からだ。バルサ特有のスタイルにすんなりフィットしたところまでは良かったが、シャビのような攻撃のスイッチを入れる縦パスやゴールに直結するスルーパスは見られず。インサイドハーフの定位置を争う、フレンキー・デヨングのような持ち上がりもなければ、アルトゥーロ・ビダルのようにゴール前に飛び出してフィニッシュに絡むわけでもない。  バルサやアルゼンチン代表で指揮を執った巨匠ルイス・セサル・メノッティは以前、スペイン紙『Sport』で、辛辣な意見を浴びせていた。 「アルトゥールは毎試合無難なプレーしか見せていない。採点すれば6点止まりだ。バルサでプレーしたければ、時には8点や9

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(2020/06/30)