「I♥NY」ロゴの生みの親、デザイナーのミルトン・グレイザー氏が死去(CNN.co.jp)

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(CNN) 米誌ニューヨーク・マガジンの共同創刊者で、「I♥NY」のロゴの生みの親として知られるデザイナー、ミルトン・グレイザー氏が死去した。91歳だった。 グレイザー氏は26日、自身の誕生日に死去した。ニューヨーク・マガジンが明らかにした。米紙ニューヨーク・タイムズに妻が語ったところによると、死因は脳卒中。腎不全も患っていたという。 ニューヨーク州のクオモ知事はCNNへの声明で「素晴らしいデザイナー、そして、偉大なニューヨーカーを失った」とグレイザー氏の死を悼んだ。 1929年生まれのグレイザー氏は、ニューヨーク市の私大クーパー・ユニオンでデザインを学んだ。54年にはかつての同級生たちとスタジオを立ち上げ、「世界のグラフィックデザインの方向性に強い影響力を及ぼした」(同氏のウェブサイト) その後68年までにニューヨーク・マガジンをクレイ・フェルカー氏と創設し、77年まで社長兼デザイン担当責任者を務めた。 おそらくグレイザー氏の作品で最もよく知られているのは、至る所で目にする「I♥NY」のロゴだろう。このロゴは77年、ニューヨーク州の観光振興の取り組みで制作された。当時のニューヨーク市には、犯罪の多発や停電、経済状況の悪化といった負のイメージがついて回っていた。 現在、ニューヨーク近代美術館(MoMA)には、紙の封筒に赤い字で走り書きしたようなこのロゴのコンセプト・スケッチが常設展示されている。 グレイザー氏はこれより前の60年代に手掛けたミュージシャン、ボブ・ディランのアルバムのポスターでも幅広い評価を獲得していた。 2009年には米国民芸術勲章を受章。最近では米クラフトビールのブルックリン・ブルワリーのラベルなどもデザインした。

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(2020/06/30)