韓国の5月の産業活動動向、災害支援金で消費だけ瞬間的に…総合景気は21年来の最悪水準(中央日報日本語版)

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災害支援金により消費は増えたが景気全般にわたった衝撃を防ぐには力不足だった。5月の産業生産は5カ月連続で減り、景気変動に敏感な製造業は出荷(輸出)減少で工場在庫率がこの21年で最も高かった。総合指標は現在の景気局面が通貨危機当時と同じ水準という警告を送っている。実体景気の下方リスクが多少緩和しているという韓国政府の予測はまたはずれた。 ◇災害支援金で消費・サービス生産は増加 30日に統計庁が出した「5月の産業活動動向」によると、小売り販売額指数(季節調整)は4月の110.4から115.5と4.6%上がった。4月の5.3%に続き2カ月連続の上昇だ。前年同月比で見ても新型コロナウイルスが韓国に上陸した2月以降初めて「プラス」に転じた。 緊急災害支援金支給と抑圧されていた消費が一気に噴出する「リベンジ消費」の影響が大きかった。5月の消費だけで見ると新型コロナウイルス以前の水準に瞬間的に回復した格好だ。統計庁のアン・ヒョンジュン経済統計動向審議官は「生活防疫転換、災害支援金支援など政策効果に力づけられたとみられる」と説明した。特に車両購入時に払わなければならない個別消費税の割引などの影響で乗用車および燃料小売店の販売が13.9%と大きく増えた。 ソーシャルディスタンスの維持が緩和されると、これまで打撃が大きかったサービス業種も久々の伸びを見せた。サービス業生産は卸・小売り分野が前月より3.7%、宿泊・飲食店業が14.4%増えるなど全体的には2.3%の増加傾向を示した。4月の0.5%増に比べ回復傾向が拡大する様相だ。 ◇消費だけでは「力不足」…製造業在庫、この21年で最高 しかし消費振興だけで新型コロナウイルスによる景気全般にわたった衝撃を防ぐのは難しかった。サービス業生産は善戦したが全産業生産指数は102.7で前月より1.2%下落し5カ月連続で落ちた。内需市場で善戦した自動車分野は海外市場が凍てつき生産が21.4%減った。鉱工業生産全体では6.7%の急減となった。 特に景気状況に敏感な製造業在庫率が128.6%に上昇し、通貨危機の影響圏だった1998年8月から21年9カ月ぶりの高水準を記録した。生産減少にもかかわらず、内外の産業活動全般が振るわず出荷がさらに大幅に減ったという意味だ。製造業平均稼動率は63.6%で11年4カ月来の低水準で、製造業出荷指数(季節調

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(2020/06/30)