「助っ人野手3人」話題も…阪神打線、もうひとつの異様 中核担うはずが…2軍でくすぶる中堅選手たち(夕刊フジ)

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 外国人野手3人を並べる今季阪神の通称「MBS打線」。もうひとつの喜べない特徴が、本来なら屋台骨を支えるべき中堅選手の少なさだ。  開幕9試合2勝7敗で最下位に沈み、28日終了時点のチーム打率は・204と12球団ワースト。3人の頭文字から「MBS」と称される助っ人トリオも、2年目のマルテこそ打率・313と好調だが、新加入のボーアは・179と振るわず、開幕3試合目で4番を外された。27日に1軍昇格して即、逆転決勝弾を放ったサンズも、・111と現状は一発屋状態だ。  脇を固める日本人選手で気を吐いているのは、打率・364のベテラン糸井くらい。1年目の昨季に「キナチカ」コンビとして売り出された木浪が・208、近本も・114と2年目のジンクスにあえいでいる。  セ・リーグ某球団幹部は「2年目でヤリ玉に挙げられるのは敵ながらかわいそう。矢野監督は助っ人の打棒爆発を盾にして若手を引き上げようと必死だが、打てなければ成立しない。このままなら、どっちつかずなことになるよ」と指摘。次のように苦言を続ける。  「本来なら若手は、チームの中核を担う中堅選手にフォローされて力をつけるものだ。ただ、阪神の中堅選手で、他球団でもレギュラーを張れそうなのは梅野(7年目、29歳)だけ。ほかは福留らベテランと、実績の隔たりが大きすぎる」  2017年に20本塁打の中谷は10年目の27歳、16年新人王の高山も5年目の27歳、伊藤隼は9年目の31歳。いずれも外野の定位置をつかめないまま、今季は2軍でくすぶる。このあたりが主力級に成長できていれば、若手やベテランに過大な負担をかけることも、外国人に依存する必要もなかった。異形の打線を生み出したのは、伸び悩む中堅野手たちだ。(山戸英州)

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(2020/06/30)