10万円の特別定額給付金 ホームレスの人々に届いていない現実 北海道札幌市 (HBCニュース)

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 新型コロナウイルスは、外国の首相や子どもなど、立場や年齢に関係なく感染しますが、その対策が平等に届くとは限りません。ただでさえ、日々の暮らしが困難な生活困窮者や支援する人に、光は届いているのでしょうか?  札幌市北区で生活困窮者の自立を支援する施設です。  「いままではこの部屋に4人定員でやらsてもらっていたんですけど、密にならないために、今は部屋の端と端(で生活してもらっている)」(NPOベトサダ・山崎貴志代表理事)  この施設では、3月ごろから、入居者の定員を半分の12人に減らすなど、感染症対策に取り組んでいます。定員の削減によって、札幌市からの委託料も減り、運営は赤字の状態です。しかし、それ以上に気がかりなのは、助けが必要な人に手を差しのべられないことです。  「12人定員があって、13人目のことを考えると心が痛む」(NPOベトサダ・山崎貴志代表理事)  国は、住まいを持たない人が、特別定額給付金の10万円を受け取る際、こうした施設などを住所として利用するよう呼びかけています。  「住所がなかったので、(施設から)こちらにあればもらえるよと山崎さんはおっしゃっていた。ありがいことはありがたい」(大阪出身の40代男性)  2月末に、大阪からやってきた40代の男性です。新型コロナウイルスの影響で、転職先の内定が取り消しに…。所持金も底をついたため施設に身を寄せました。  「(給付金の使い道は?)今は携帯がないと生きていけないので支払いに3分の1くらい使いました。(スマホで見るのは)転職サイトみたいのが割と多い」(大阪出身の40代男性)  仕事を見つけて社会に復帰するために、10万円は欠かせなかったと言います。一方で、10万円の申請そのものが難しい人たちもいます。  「(役所にもいかなかった?)行かなかった。めんどくさいから…」(60代男性)  ホームレスを30年以上続けている60代の男性です。男性も人づてに、施設に住所を登録できることを知っていましたが…。  「理由はないけど。ああゆうのはやだだった。もらったってどうもならない。自分でなんとかしないと」(60代男性)  申請に至らないのが現状です。日々の生活を送ることすらままならない人に、いかに国の対策を行き届けられるか、決して数字だけで「解決できた」と言えない、ひとりひとりの存在があり

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(2020/06/30)