浜松湖北高-佐久間分校/伊豆総合高-土肥分校 遠隔単位認定授業実現へ 静岡県教委、来年度を目標(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 情報通信技術(ICT)機器を用いた遠隔教育の調査研究を進めている県教育委員会は来年度から、浜松市の県立浜松湖北高と同高佐久間分校間、伊豆市の県立伊豆総合高と同高土肥分校間で遠隔単位認定授業の本格実施を目指している。実現すれば規模が縮小している分校での多彩な教育課程の編成や教育の質の確保につながる。  本校の教員がテレビ会議システムを用いて分校の生徒に行う授業は、画面越しに生徒の理解度や授業姿勢を評価することが難しかった。しかし近年は教員による授業の工夫や学習支援アプリの活用などにより、分校側で教科の専門教員が授業を見守っていなくても生徒を評価することが可能になり、単位認定の環境が整いつつあるという。  浜松湖北高佐久間分校では本年度、3年生の数学と理科で遠隔授業を実践。6月上旬に実施した本年度最初の化学基礎演習では、本校の教員と分校の生徒3人がモニターなどを使ってコミュニケーションを取りながら授業を進めた。生徒から「画面越しだが、しっかり自分たちを見てくれている感覚がある」と感想が聞かれた。期末テストの作成や評価も実際に本校の教員が行ってみて、最終調整する。  教員数が減少し、非常勤講師の確保も困難な中山間地域の分校にとって、遠隔単位認定授業の実現は学校運営での大きなプラス。佐久間分校の磯部正之副校長は「教育の選択肢が広がり、学校の魅力化につながる。ニーズに応じて柔軟に導入していければ」と話す。

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(2020/06/30)