人種差別問題を見て見ぬ振り 白人優位体質が染み込んだMLB(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【メジャーリーグ通信】  ミネソタで起きたジョージ・フロイド事件に端を発する反人種差別の波はあらゆる分野に押し寄せている。  それによって南北戦争時代のアトランタを舞台にした不朽の名作「風と共に去りぬ」は配信停止になり、白人に従順な黒人の家政婦や料理人の名を使った「ジェミマおばさん」「アンクル・ベンズ」などの有名食品ブランドは名称変更する羽目になった。  メジャーリーグではアトランタ・ブレーブスとクリーブランド・インディアンスがやり玉に挙がっている。  ブレーブスは先住民の野蛮さを想起させる「トマホークの斧」をロゴマークに使っていることと、非文明的で勇壮なメロディーに乗ってファンが右手で斧を上下に振るしぐさをする「トマホーク・チョップ」が問題になり、インディアンスは昨年、ロゴマークを先住民の酋長(ワフー酋長)の顔から「C」の一字に変えたが、その後もグッズには「ワフー酋長」の顔を使い続けていることが問題視された。  メディアの多くはNFLのレッドスキンズが先住民に対する差別語(レッドスキン)を球団名にしているため米国特許商標庁から商標権を取り消されたことを引き合いに出し、球団にロゴやマスコットを変えるよう促している。  しかしブレーブス、インディアンスとも、その気はまったくないようだ。なぜなら、MLBは30年前に20%以上いた黒人選手が6%に減少、NFLやNBAに比べて、かなり白人優位の体質になっているからだ。  3年前にNFLとNBAでは、トランプ大統領の人種差別的な発言に抗議して多くの選手が、試合前の国歌演奏時に片膝をついて国旗を無視する「ニーダウン」を行った。しかし、MLBでは同調者が出なかった。大物選手ではアダム・ジョーンズ(現オリックス)だけが人種差別に背を向ける選手たちを批判し「MLBは白人の居場所になっている」と嘆いて注目された。そのジョーンズもこの発言がもとで保守的な白人の観客の反発を買い、遠征先のボストンでは差別的なヤジの集中砲火を浴び、ピーナツの袋まで投げつけられた。  ジョーンズの言う「MLBは白人の居場所」という体質は現在も変わっていない。ブレーブスもインディアンスも、そうした体質が染み込んだ球団である。黒人暴動の余波で先住民の人権活動家や差別撤廃論者が球場にプラカードを持って押しかけてきても、のらりくらりとかわし、トマホークの

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(2020/06/30)