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　浜松市は29日、同市中区の70代男性会社員が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。同市で感染者が確認されたの8人目で、4月8日以来約2カ月半ぶり。県内での感染確認は80人（再陽性者を含めると延べ81人）。 　市によると、男性は東京23区内の会社に勤務し、平日は23区内の借り上げ社宅で1人暮らし。市が行動履歴を確認した11日以降、週末は新幹線で浜松の自宅に帰り、同居者1人と過ごしていた。市は市内で約2カ月半にわたって感染者が確認されていない状況に加え、男性が東京で混雑した電車で通勤していたことなどから「都内で感染したと推察される」との見方を示した。 　男性は東京で6月25日に熱っぽさを感じたという。26日の退勤後に新横浜駅から「ひかり」に乗り、午後5時27分に浜松駅到着。帰宅後の検温で39・3度の熱があり、市帰国者・接触者相談センターに相談した。28日にPCR検査で陽性と判明した。29日に市内の感染症指定医療機関に入院したが軽症という。 　市が濃厚接触者と判断した同居者は、PCR検査で29日に陰性と確認された。会社の同僚は席が離れていて、発症者は出ていない。

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(2020/06/29)