Apple Watch新機能「睡眠」こだわりをアップルのテクノロジーVPに聞いた(アスキー)
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アップルがこの秋に、無料のソフトウェアアップデートとして提供するApple Watch向けのOS「watchOS 7」に、新しく「Sleep=睡眠記録」機能が加わることが、世界開発者会議「WWDC20」で発表された。Apple Watchのユーザーにとって楽しみなばかりでなく、これから初めてApple Watchを手にする人を多く惹きつける機能になりそうだ。
睡眠記録のテーマはシンプルに「質の高い眠り」を追求すること。その機能がどのようにして私たちの眠りの質を高めてくれるのか、米アップルのテクノロジー担当バイスプレジデントであるケビン・リンチ氏に話を聞く機会を得た。
アップルは長い時間をかけて「睡眠」を開発してきた
watchOS 7は、同じく今秋のリリースを予定するiOS 14以降をインストールしたiPhone 6s以降のiPhoneと、ペアリングされているApple Watch Series 5、Series 4、Series 3の機種で利用できる。watchOS 7の動作環境はすわなち、睡眠記録機能が利用できる環境ということになる。
睡眠記録は「ヘルスケア」アプリの新機能として加わる。後述する就寝準備の設定を済ませて、Apple Watchを装着してベッドに入る。
眠っている間は、Apple Watchに内蔵する加速度センサーで、ユーザーの動作を計測する。アップルが独自に開発した機械学習モデルにより、寝息の強弱など細かな動作まで正確な判別ができるという。
睡眠の記録はApple Watch、またはiPhoneのヘルスケアアプリの画面で詳細を確認できる
睡眠の記録はApple Watchの画面上で見られるだけでなく、iPhoneのヘルスケアアプリから過去2週間の睡眠記録を振り返ることも可能だ。
アップルのリンチ氏は、Sleep機能の開発には長い時間をかけて、丁寧に取り組んできたと打ち明ける。「もう何年も睡眠記録については取り組んできました。健康の最も重要な要素のひとつと考えたからです。ところが、睡眠の科学についてはまだ完全に解明されていないことがわかりました。そこで多くの専門家とチームを組んで研究調査を積み重ねながら、アップルが睡眠の分野でどんな貢献ができるか、また社内で数千人の研究参加者を募り、どのように睡眠のコーチングが