高校生「文通プロジェクト」 お年寄りにまごころ伝える(産経新聞)

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 新型コロナウイルスで外出自粛が続いたことを受け、門真市の府立門真なみはや高校の生徒が、地域のお年寄りに手紙を書く「文通プロジェクト」に取り組んでいる。コロナ禍で外出を控えた1人暮らしのお年寄りや、親族の面会が制限された福祉施設に入居中の高齢者が対象。30日には、お年寄りからの返信が生徒に手渡されるという。  取り組んでいるのは、同校の総合学科で「福祉」を選択している生徒の28人。緊急事態宣言が発令され、対象が全国に拡大された後の4月下旬、同校の教諭が「コロナ禍で不安になっているお年寄りを励ますような人間になってほしい」と思い、生徒と相談。地域・福祉活動に取り組む7つの組織でつくる市民団体「ゆめ伴(とも)プロジェクトin門真実行委員会」にプロジェクト案を持ち込んだ。  その結果、高校生が思いをつづった手紙を、市内に住むケアマネジャーの東中屋みどりさん(46)らが手分けして、施設10カ所などに28通を届けた。  特別養護老人ホームに入居する103歳の羽場(はば)ハツさんは5月末に3年生の女子生徒から手紙を受け取った。生徒は手紙で、買い物で外出することにさえ不安を感じる現状を心配した上で、「こんな手紙でも元気になってもらえれば、うれしく思います。大変な日々が続きますが、この状況を乗り越えて早く元の生活に戻れることを願っています」などと記した。  自身と85歳も年齢が違う生徒の手紙を読んで感激した羽場さんは、直筆で返事を書き、息子に会う楽しみや「2年間咲かなかった花が咲きました」といった何げない喜びを伝えた。  お年寄りからの返信の手紙は、実行委員会が30日、生徒に手渡す予定。また、9月には今回の文通をもとに交流会も計画中だといい、同実行委員会の森安美さん(50)は「お年寄りの反応を動画で見せると、生徒は大喜びだった。気持ちの伝わる大切さを知ってほしい」と話している。  ■感染症対策学んで  一方、大阪市立淀商業高校(西淀川区)では、介護や福祉の仕事を目指す高校生を対象に、介護施設や医療現場での感染症対策を学んでもらう特別授業が開かれた。生徒たちは、介護の現場で不安を抱える高齢者や患者にどういった声がけをしたらよいかなどについて事例を交えて紹介する専門家の話に熱心に聞き入った。  授業は26日、「介護施設における新型コロナウイルス感染予防対策」と題して行わ

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(2020/06/29)