コロナで深化した“非タッチパネル”ニーズ(LIMO)
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猛威を振るうコロナウイルスにより、他人が触ったものに対する警戒感、嫌悪感が世の中で高まるなか、アルプスアルパイン㈱では、「衛生面に配慮したタッチレス操作パネルを新提案」と題し、“タッチしないタッチパネル”の製品化についてリリース発表した。医療や介護現場、公共施設などにおける、触れない、触りたくないというニーズに応えるという。
“タッチしないタッチパネル”の製品化の背景としては、小型・高機能化を目的に、スマートフォンやカーナビ、デジタル家電やセキュリティー機器などの多くのデバイスの入力操作において、従来のスイッチからタッチパネルへの置き換えが進んだことで、パネルに触れて操作することに対する物理的・心理的な抵抗感を覚えるシーンが多く顕在化してきたことがある。
そこで同社では、独自の高感度静電センサーを用いて、タッチパネルの利点を生かしつつ抵抗感を減らし、安心・安全で快適な操作を叶えるタッチパネルを開発。パネルから10cm離れた位置にある手の存在を検知し、5cmまで近づくと手の位置検知が可能となり、3cmまで近づくと指の位置まで把握することができる。
この一連の動作における手の接近検知も可能で、さらに、検出したデータを独自開発のアルゴリズムで処理することで、手・指の位置やジェスチャーに応じた、多彩な操作を提供する。また、直接パネルに触れて操作したいニーズを考慮し、“タッチする”操作にも対応する。
すでに発表したデモ機においては、手や指の距離や、操作内容とディスプレー表示を連動させたシステム設計に加え、音によるフィードバックを組み合わせることで、初めて使用する人も感覚的に操作することができたという。同社では、2021年の製品展開を目指し、医療・介護現場や公共交通機関など、衛生面の配慮が必要となる様々な市場でのマーケティング活動を強化し、市場調査を進めていくとしている。
このほか直近では、まさにこの“タッチしない”を体現した製品もリリースされている。カフェロボットやロボット居酒屋など、ロボットによる無人化調理システムの開発・運用を手がける㈱QBIT Roboticsでは、従来システムにおいても感染リスクを低減する店舗を提供していたが、新型コロナウイルス流行をきっかけに、さらにロボットの「非接触化」を強化。タッチパネルによるオーダーの代わりに、スマートスピ