女子ゴルフ開幕戦 悩める飛ばし屋・渡辺が復活のV 「もう勝てないと思った時期も…」 (産経新聞)

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 プレーオフ1ホール目、4メートルのバーディーパットを沈めて決着をつけると、白いウエア姿の渡辺は左手を高く掲げて感慨にふけった。「もう勝てないと思った時期も正直あった。開幕戦で勝てたのはすごくうれしい」。無観客開催のため、拍手を送ったのはプロ仲間らに限られたが、5季ぶりの頂点は格別だった。  屈指の飛ばし屋として知られ、2015年には2勝を挙げた172センチの長身選手。だが16年リオデジャネイロ五輪出場を逃すと「自分に足りないところばかりが浮かんだ」。ドライバーの球筋を安定させようとスイングの見直しに着手したが、持ち味の飛距離は落ち、成績も下降。過去2年はシード落ちも経験した。  「自分からドライバーを取ったら何が残るんだ」。自問の末、昨夏から左に出して右に曲げる本来の球筋に戻し、オフの徹底した打ち込みで手応えを取り戻した。今大会は「欲を出しすぎるとミスにつながる」と努めて冷静に回り、最終日の躍進につなげた。  表彰式では「今、新型コロナウイルスで大変な思いをされている方も多いと思う。私の久しぶりの優勝で少しでも元気を与えられたらうれしい」とスピーチ。見事な復活優勝でファンらを勇気づけた。(奥村信哉)

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(2020/06/29)