「Perl 7」が発表--約26年ぶりのメジャーリリース(ZDNet Japan)

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 リリースから約26年を経て、「Perl」のメジャーバージョンがようやく5から7に上がることになった。  「Perl Conference in the Cloud」に登壇したプロジェクト責任者のSawyer X氏は、「Perl 7」は基本的に、新しいデフォルト設定がいくつか導入される以外は、6月20日にリリースされた「Perl 5.32」と同じものになると語った。  Sawyer X氏は、新しいデフォルト設定の例として「strict」や「warnings」を挙げ、そのほかのことについてはこれから決定されるが、Unicodeのセマンティクスは「絶対」に含まれないと述べた。  Perl 7には互換性モードが用意されるため、古いコードも実行することができる。またPerl 5のサポートは、当面の間かなりの期間にわたって継続される。  Sawyer X氏によれば、現時点でのPerl 7のリリース時期は、公式には1年以内としているが、できればその半分の時間で出したいと考えているという。  Perl Foundationは、「(Perl 5の)サポートは2025年から2030年の間のいずれかの時期まで継続し、各組織が新しいリリースに対応するために必要な変更作業を行えるだけの時間を確保したい」と述べている。  またSawyer X氏は、今後互換性を確保するためのモジュールが用意される予定であり、これを使えば、Perl 7のコードをCPAN(Comprehensive Perl Archive Network)にアップロードし、そのコードをPerl 5のデフォルト設定で実行することもできるようになると述べている。  Sawyer X氏によれば、Perlはエラーメッセージが分かりにくかったり、紛らわしかったりすることで評判が悪かった。これはPerl 5が多くの異なる構文のスタイルに対応していたことが原因だったが、Perl 7ではこの問題が改善されるという。  Perl 5の次が6ではなく7になったのは、Perlの生みの親であるLarry Wall氏の承認を受けて、「Perl 6」の名称が「Raku」に変更されたためだ。旧Perl 6の開発は20年近く続いていたが、ほとんど別の言語になってしまっており、そのことがPerlのバージョンが長い間5で止まっていた理由だった。P

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(2020/06/29)