大自然で遊べ! 大型バイクはアドベンチャーマシンがトレンド──オフロードマシンで重要なのは“のんびり楽しむ”という意識改革(GQ JAPAN)
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世界的に見て、ビッグバイク界のトレンドはアドベンチャーマシンと呼ばれるジャンルである。道なき道をも走破出来る、つまりオフロード走行も楽しめるツーリングマシンというのがその定義と言えるだろう。アドベンチャー=冒険という名前の通り、それこそが純粋なツアラーとは異なるところである。
アドベンチャーマシンの代名詞ともいえるのがBMWのGSである。非常にマニアックであったこのジャンルを王道の人気カテゴリーにまで引き上げたGSの功績は非常に大きく、現在ではほぼすべてのメーカーがこのカテゴリーのマシンをリリースしている。
ツアラー、ましてはオフロードのイメージのなかったドゥカティやMVアグスタだけでなく、今年はあのハーレーさえもこのジャンルに参入するほどの勢いである。
そんななか、各ブランドはそれぞれの特色を打ち出しており、もはや一括りにアドベンチャーとは言えないほどの多様性が生まれている。
大雑把にいえば、フロントホイールに21インチを装着するマシンはよりオフロードでの走破性を睨んだ設計となり、逆に17インチホイールを装着するマシンはオンロードでの運動性を重視する、といった具合だ。また、プラットフォームを共有しつつ、個性的なバリエーションを増やす手法も定番化してきている。
しかし、なぜアドベンチャーマシンが人気となっているのだろうか?
これは、特に欧米におけるライダーの高齢化による問題が大きいという。スポーツバイクでは肉体的には厳しい。そんなにスピードを出す機会も気持ちも少なくなってきている。さらに、交通法規が厳しくなっているという現実もある。年々ハイパワー化されていくビッグバイクを、ストレスなく味わうのはなかなか難しい状況になってきているのである。
それに対してアドベンチャーマシンはリラックスしたライディングポジションをもち、多くのモデルが飛ばさなくても味わいのあるフィーリングを備えている。さらに、ここぞと言う時には有り余るパワーがものを良い、小排気量車との違いを見せ付ける。
大柄であることが所有感や見られる喜びも生み出している。さらに積載時の安定性。そしてなんといっても、財布を握る奥様専用(?)となるタンデムスペースには、ご機嫌を損ねることのない快適性が備わっているのだ。
もちろんオフロード走行を想定しているため、サスペンションストロークを伸ばしている。そ