ラバーズ・ノット・ティアラの知られざるロイヤル・ヒストリー(25ansウエディング)
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ダイアナ妃のお気に入りだったティアラをつけて、バッキンガム宮殿の外交晩餐会に向かうキャサリン妃がよく目撃されています。
キャサリン妃がこのティアラを身につけて素敵だったのは、スペインのフェリペ6世とレティシア王妃を歓迎する公式晩餐会が催されたときのこと。マルチェサの胸の開いた淡いピンクのドレスに、エリザベス女王から貸与されたルビーとダイヤモンドのネックレスに合わせた、華やかないでたちが印象的でした。
ところが、胸元で豪華なネックレスが輝いているにもかかわらず、誰もが注目したのが頭上のラバーズ・ノット・ティアラ。
というのも、これはダイアナ妃のトレードマークだったジュエリーの1つで、キャサリン妃にとっても、特別な思い入れがあるはずのもの。しかも、その歴史は長く、何代も前に遡るのだとか。ケンブリッジ・ラバーズ・ノットとも呼ばれるこのティアラは、実はそれ以前からあったティアラのレプリカだとのこと。
現在キャサリン妃がつけているティアラは、1914年にエリザベス女王の母であるクイーンメアリーが、一族が所有するパールやダイヤモンドを使って、ガラードに作らせたもの。
このとき、クイーンメアリーがそのデザインを真似たのが、祖母オーガスタ・オブ・ヘッセ=カッセルのティアラ。つまり、ケンブリッジ・ラバーズ・ノットのオリジナルに当たるもので、現在はおそらく個人のコレクションの一部になっているのではないかとのこと。
王室のジュエリーに詳しい『the Court Jeweller』によると、このティアラを作るため、クイーンメアリーは「自身のジェエリーコレクションの1つである、レディース・オブ・イングランド・ティアラを犠牲にした」そう。