和服の藤井聡太七段が初タイトル王手、棋聖戦2連勝(日刊スポーツ)

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将棋の藤井聡太七段(17)が28日、初タイトル獲得へ王手をかけた。東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた第91期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第2局で、渡辺明棋聖(36)を下し、2連勝とした。 【写真】第91期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第2局に臨んだ渡辺明棋聖と藤井聡太七段 開幕局を制した後の宣言通り、和服姿で登場。緊張することなく指し回して、タイトルホルダーをかど番へと押しやった。17歳11カ月21日での史上最年少初戴冠を目指す第3局は7月9日、東京都千代田区「都市センターホテル」で行われる。    ◇   ◇   ◇ 「東海にタイトルを」。青雲の志に燃える藤井の和服初勝利は、史上最年少でのタイトル奪取に王手をかける大きな1勝となった。第1局後の会見で話したとおり、黒の羽織、濃紺の着物、グレーの仙台平のはかま姿で下座に着く。師匠の杉本昌隆八段(51)に贈られたもので、着付けは都内の呉服店のスタッフに手伝ってもらったという。タイトル戦登場35回、獲得計25期を誇る渡辺にも見劣りのしない所作を見せ、鮮やかな指し回しでの連勝劇だった。 棋聖戦挑戦権を得た翌日の今月5日、師匠との電話で「1局目はスーツにしたい」と申し出た。開幕戦の第1局は8日に迫り、時間がないためだった。 公式戦では1度、和服姿を披露。やはり、師匠にプレゼントされた。昨年8月11日、「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」の1回戦で、三浦弘行九段(46)に敗れた。お預けになった和服での白星は、大きな舞台で獲得した。 プロとして公の場での和装デビューは、昨年4月。平成の将棋界を振り返る公開イベントでだった。同席した男性棋士は、21歳2カ月の史上最年少名人になった谷川浩司九段(58)、タイトル計99期の羽生善治九段(49)に、佐藤康光九段(50)森内俊之九段(49)渡辺棋聖と、全員が名人か竜王の獲得経験者。合計タイトルは176期になる。 そこに当時、タイトル戦に登場すらしていない藤井が「新時代の名人候補」という期待含みで招かれた。この時は書生のようなイメージだったが、「(和服の)着心地は良かった。次は大きな舞台で着てみたい」と思いをはせていた。 今月はこれで9局目。竜王戦3組決勝では師匠との「師弟対決」を制して、史上初の4期連続優勝を果たした。前期のC級1組から今期B級2組に昇級した順位戦1回戦でも

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(2020/06/28)