上がりの数字を欧州G1と比較すると…/宝塚記念(日刊スポーツ)

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<宝塚記念>◇28日=阪神◇G1◇芝2200メートル◇3歳上◇出走18頭 今年の宝塚記念(G1、芝2200メートル)はクロノジェネシス(牝4、斉藤崇)がやや重馬場で独走劇を演じた。上がり3ハロンはメンバー最速の36秒3。6馬身差の2着に入ったキセキが同2位の37秒2をマークした。 凱旋門賞馬バゴの子で、母の父がダート最強馬クロフネという血統。重馬場は今年の京都記念、やや重馬場は小倉の新馬戦、秋華賞、今回と「良馬場以外」では4戦4勝となった。これだけ水分を含んだ馬場で強いと欧州の競馬場でどんな競馬をするのか想像したくなる。 海外遠征は天候と馬場を選べない。過去に多くの日本馬が欧州の道悪馬場に苦しめられてきたのは周知の事実だ。近年は欧州の競馬場もハロンタイムを発表するケースが増えており、日本馬が出走したレースの上がりタイムと比較してみたい。 昨年6月、ディアドラが出走したプリンスオブウェールズS(G1、芝1990メートル)は激しい雨でタフな馬場(発表はソフト)、レースになった。上位3頭の上がり3ハロンはすべて38秒台。1着クリスタルオーシャンが38秒44、2着マジカルが38秒32、3着ヴァルトガイストが38秒49という数字だった。 多くの人が記憶している昨年10月、フランスの凱旋門賞(G1、芝2400メートル、パリロンシャン)は、重馬場でレース全体の上がり3ハロンが38秒88。勝ったヴァルトガイストの数字がメンバー最速の38秒08だった。2着エネイブルが38秒85。日本馬最先着の7着キセキが42秒01だった。 ちなみに、今年のロイヤルアスコット開催、プリンスオブウェールズS(G1、芝1990メートル)は馬場状態が「グッド」で、レースの上がり3ハロンが36秒25。豪快に3馬身超突き抜けたロードノースの上がり3ハロンはメンバー最速の35秒73だった。ディアドラが走った前年の同レースと比較すると、かなり軽い馬場だったことがわかる。 開催4日目のアスコットゴールドカップ(G1、芝3990メートル)は馬場状態が「ソフト」。2着に10馬身差をつけ、史上3頭目の3連覇を達成したストラディヴァリウスの上がり3ハロンは39秒93と発表されている(2着ネイフロードは42秒50)。

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(2020/06/28)