尖った感じが面白い!インディーズなブランド──デニム編(GQ JAPAN)
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ヴィンテージデニムは、実は世界中で日本人が一番ディープな知識を蓄えている分野である。なかでも、研究に研究を重ね、忠実に古き良き1930~40年代のデニムを復刻したこれら(「WAREHOUSE」「YM Factory」「NEXUSII.produce BEYONDEXX × Lee」)は、着心地までもが当時を思い出させるほど秀逸だ。そして、意外にも良心的な価格。こだわり尽くせばパンツ1本ウン百万円の深く険しいヴィンテージデニム道への入り口としては最適かも。
1. 折り返してセルビッジを見せて
アメリカで牧場観光が流行った1934年に生まれた701の再解釈。このバックルバックのタイプは、メンズ用にアレンジしているからすごく自然!
2. 色落ちも当時のように育つ
千葉でヴィンテージデニムのリペアを行う、知る人ぞ知る「YM FACTORY」。日本全国のデニム愛好者に信頼される存在だ。で、このリペアショップでオリジナルブランドを発見。ヴィンテージを知り尽くすオーナーの三浦柔が愛する、30年代のミリタリーデニムの忠実な復刻だ。
3. 幻のリーの大戦モデルが!
NEXUSVII.の今野智弘が5年という時間と情熱をかけて開発した、大戦モデルの再現デニム生地を使用。ジャケットはLeeのヴィンテージのセカンド大戦モデルを再現。
レディスの軽めな生地はそのままに
1990年代からヴィンテージの研究&復刻をしているウエアハウス。最新作はレディス用「701」というモデルを、股上の深さやシルエットをメンズ仕様に改良。また701には、1937~41年はバックルバック、1942~46年は大戦モデル、1947年以降の片面など、時代ごとの特徴がある。左は大戦で、右は片面だ。
Photos 小嶋晋介 Shinsuke Kojima、黒柳悠人 Yuto Kuroyanagi
Styling 千葉 良 Ryo Chiba / Hair&Make-up 森 智聖 Chisato Mori@VRAI
Words 小津はるか Haruka Ozu