止まらない新型コロナ被害、第2波と政治経済的混乱の危険な連鎖(LIMO)

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米国のジョンズ・ホプキンス大学の集計データに寄ると、世界の感染者数は900万人に迫り、犠牲者数は50万人へと近づいている。 国別では、感染者数で米国219万人、ブラジル103万人、ロシア53万人、インド40万人、英国30万人、ペルー25万人、スペイン24万、イタリア23万、チリ23万人などとなり、犠牲者数では米国12万人、ブラジルが5万人、英国4万、イタリアやフランス3万~4万あたりとなっている。しかし、今後状況はさらに悪化する可能性もある。 インドでは、新型コロナウイルスの感染者が国内で38万人、犠牲者が1万人を超え、特に、6月以降ロックダウンが徐々に解除されつつある首都ニューデリーでは、ショッピングモールやレストランなどで人々が賑わい、感染者が増加している。 インド政府はニューデリーでの感染者数が7月末までに55万人にまで増加し、病床が大幅に不足し、死亡者数が増加すると試算している。インドでは感染のピークが今年11月中旬との見方もある。 イラン保健省も6月中旬、1日当たりの新型コロナウイルス感染による犠牲者数が2日連続で100人を超え、ソーシャルディスタンスなどの防止策が十分に守られないと第1波より恐ろしい第2波が到来すると警告した。イランでの感染者数も20万人を超え、ロウハニ大統領は公共の場でのマスク着用を義務づけることを検討していると明らかにしている。 コロナが猛威を振るった欧州では徐々にロックダウンが解除され、各国の国境も再び開放されようとしているが、欧州各国を結ぶ航空便や高速鉄道の運行が活発になることで再び感染爆発が起こる可能性もある。 観光収入がGDP全体の1割を占めるフランスやイタリア、スペインなどは夏のバカンスシーズンを迎え、観光客を取り戻そうとしているが、クラスターが発生する危険性もある。

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(2020/06/28)