桐生第一の個性派投手陣に注目 “スタルヒン二世”蓼原、星野伸之を手本とする宮下(スポーツ報知)

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 昨秋の関東大会4強で、8月に甲子園で行われる「交流試合」に出場する桐生第一(群馬)は28日、帝京(東京)との練習試合が雨天中止となり、群馬・みどり市の同校室内練習場で調整。プロ注目の144キロ右腕・蓼原(たではら)慎仁(3年)と、秋にエースナンバーを背負った宮下宝(3年)がブルペンで切れのある投球を披露した。  ロシア人の母を持つ蓼原は、身長180センチで足長の体形。腕も長く、“マウンド映え”する投手だ。最大の武器は、回転のいい直球。下半身に力が付き切っておらず、制球にバラつきはあるものの、低めに決まるボールには伸びを感じる。「自信があるのはストレート。交流試合では、中京大中京や大阪桐蔭といった強力打線を抑えたい」と意気込んだ。  ロシアで生まれ、巨人などで通算303勝を挙げた剛腕・スタルヒンのイメージを重ねたくなる好素材。「中学の頃、父から『こういう人がいるんだ』と聞かされ、プロを目指すようになりました。将来的には155キロを出したいし、出せる自信はあります」。安定性を欠くため、昨秋の公式戦での登板は2試合にとどまっただけに、夏の群馬の独自大会、甲子園での「交流試合」は、重要なアピールの場となる。  宮下はカーブ、スライダーを低めに集め、ゴロアウトの山を築く技巧派左腕。最速131キロながら、クイックで打者のタイミングを外すなど、クレバーな投球で勝負する。「参考にしているのは、星野伸之さん(オリックス―阪神)。直球が130キロ前後でも、スローカーブを使って緩急で抑える姿をテレビ番組で見て、すごいと思いました。甲子園では、打たせて取る粘り強い投球をしたい」と大舞台に向けて抱負を語った。  桐生第一には、2人のほかにも、球威、切れで勝負する左腕・長田宗瑛(3年)、サイド気味から139キロの直球を投じる大塚陸翔(3年)とタイプの異なる投手を擁する。「蓼原が背番号1をつけられるようになれば、宮下なども奮起すると思う」と今泉壮介監督(40)。それぞれが高め合って、最後の夏に向かっていくことを願っている。

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(2020/06/28)