子どもも大人も! いま読みたいLGBTQ+絵本5選。(VOGUE JAPAN)

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クラウドファンディングを活用して世界の本を数多く翻訳出版するサービスを2016年から始めたサウザンブックス社代表取締役社長の古賀一孝は、LGBTQ+をテーマとした絵本の価値について、こう語る。 「絵本の世界、フィクションの世界は、子どもたちが登場人物に自己投影できる場所です。例えば、ヒーローやプリンセスに自分を重ねて想像を膨らませるのも、絵本が持つ魅力です。だからこそLGBTQ+を題材とした本は、LGBTQ+の子どもたちが自らのジェンダーを自覚するきっかけになったり、大切な居場所になる可能性がある。そして、そうした子どもたちだけでなく、誰もが性の多様性への理解を深めることができるよき教材になるということを、意識することが大切だと思います」 しかし、長年翻訳出版に携わってきた古賀は、翻訳本を出版すること自体が年々難しくなってきていると言う。世界最大規模の書籍トレードショー、フランクフルト・ブックフェアで注目の本がリリースされると、20年前であれば日本も各国に引けを取らず翻訳本を出すことができた。だが、印税等による膨大なコストがかかる翻訳本市場は、活字離れの影響もあり縮小の一途をたどっている。中でもセクシュアルマイノリティーを題材とした本となると、ハードルは上がる一方だ。 「特にLGBTQ+の本はほかの出版社も敬遠しがちのため、日本で販売するのはなかなか難しいのが現状です。でも当事者団体などからは、ぜひ出版してほしいという声がたくさん寄せられているのです。読みたい人がいるのに、本を届けられないことがすごく悔しくて」

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(2020/06/27)