米議員、台湾通を育成する法案提出 奨学金提供などで(中央社フォーカス台湾)
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(ワシントン中央社)米上下両院の超党派議員が現地時間26日、連邦政府職員に奨学金を提供し、中国語の習得などを後押しすることを目的とする法案「タイワンフェローシップ・アクト」(台湾奨学金法)の草案を提出した。
同法案は、米議会が知日派中堅官僚の育成を目的に1994年に設立した政府間研修プログラム「マイク・マンスフィールドフェローシップ」を参考にしたもので、上院議員のエド・マーキィー氏(民主党)やマルコ・ルビオ氏(共和党)、下院議員のテッド・ヨホ氏(共和党)らによって提出された。研修期間は2年とされ、中国語の学習と台湾での研修機会を通じて台湾事情に詳しい人材の育成を目指すという。
法案では、中国の影響で外交的に孤立した台湾だが、新型コロナウイルス対策ですでに世界をリードしていると指摘。同プログラムの目的については台湾と米国の人的往来の発展を図ることにあると説明された。
ヨホ氏は、台湾に関する専門知識のみならず、インド太平洋地域に対する米の理解も深まると述べ、中国の脅威を受けている地域の安定を維持するのに極めて大切だと法案の重要性を強調した。
(江今葉/編集:荘麗玲)