台湾のファクトチェック団体が国際賞 総統選がらみのデマを暴く(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)台湾で今年1月に行われた総統選に絡んで拡散されたデマ情報の真相を暴いた「台湾ファクトチェックセンター」(TFC、台北市)の報告事例が、国際賞「グローバル・ファクト・アワード」の最優秀修正賞を受賞した。ファクトチェック(事実確認)の専門機関「国際ファクトチェックネットワーク」(IFCN)が26日に発表した。 IFCNは米のメディア教育・研究機関「ポインター・インスティテュート」が世界各地のファクトチェック団体などを集めて立ち上げた組織。同アワードは、最も印象深いファクトチェック事例に贈られるもので、IFCNが加盟団体やネットユーザーを対象に今月22~24日に実施した投票によって選出された。 TFCが報告したのは、総統選当日、国民党の公認候補、韓国瑜氏が敗北宣言をした後に韓氏の支持者が「開票作業の不正」を訴えて拡散した映像が、事実と異なることを突き止めた事例。台湾の開票所では、候補者に割り振られる番号が読み上げられ、それがボードに記入されるが、映像では、韓氏の番号である2番という声が聞こえているにも関わらず、ボードには対立候補、蔡英文氏の欄に票が書き加えられる様子が映っていた。 市民の通報を受けた同センターが調査をしたところ、総統選と同日に実施された立法委員(国会議員)選挙の開票作業の音声が入り混じって誤解を生みやすくなっていたことが判明。同センターは同日夜に公式フェイスブックでこの結果を公表し、5000件を上回る「いいね!」を獲得した。 今回の受賞について同センターは、投票してくれたネットユーザーに感謝するとともに、この結果は国際社会が台湾の人々に与えた評価でもあるとして喜びを示した。 (鄭景ブン/編集:塚越西穂)

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(2020/06/27)