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目線を集中するところは1カ所にするのがポイント。家族みんなで名前を呼んだりすると、どこを見ていいのか、ワンちゃんも戸惑ってしまい、目線が定まりません。おやつで注目させる場合でも、すっとだして、カメラの上に置くだけでワンちゃんにとっては、インパクトがあります。 裏ワザとしておすすめなのが、ボールペン。そっとだして、「カチッ」とさせると、ワンちゃんが耳を、ぴんと立てたりします。それがシャッターチャンス。中身の入ったペットボトルを少し揺らせて、チャポンといわせる音でもOKです。いい瞬間は、そんなにたくさんはありません。 時間をかけて何カットも撮るのではなく、一発勝負くらいの気持ちで撮影するほうが、ワンちゃんの負担にもなりません。 お家の中は、ワンちゃんにとっても一番落ち着く場所。お家ならではの可愛い表情を飼い主さんも落ち着いて撮影できるのではないでしょうか。 ●撮影データ● Nikon Z7 NIKKORZ 24-70 焦点距離 70mm ISO640 F4 1/40秒　ホワイトバランス晴天 お話を伺ったのは… ●杉本奈々重さん● すぎもと・ななえ●東京都出身。2001年より写真家としてフリーランスの活動を開始。犬をテーマにした写真を数多く手掛ける。Dogs Photo【Atelier Petillant】を主宰。犬の撮影会やオーダーメイドのロケーションフォトを行う。公益社団法人 日本写真家協会会員。

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(2020/06/27)