コロナ対策として注目! 「銅」の驚きの殺菌作用(TOKYO MX)

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TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、化学講師の坂田薫さんが、コロナ対策としても注目の“銅の殺菌性”について解説しました。 ◆コロナ対策に注目されている「銅」 群馬大学発のベンチャー企業「GUDi(株式会社グッドアイ)」などが、新型コロナウイルスの感染予防になる抗菌・抗ウイルス性の高いシートを開発しました。これは、銅を繊維状にしたシートに特殊な加工を施したもので、主にマスクの上に付けるオーバーマスクとして使用。5月下旬から販売されています。 現在、ワクチンをはじめとする新型コロナウイルス対策の研究が進むなか、「注目されている1つが、銅なんです」と坂田さん。銅は人類が最初に使った金属と言われているそうで、「現在に至るまで欠かすことのできないものとして、ずっと使い続けられてきたのは、銅が持っている性質に理由がある」と言います。 代表的な銅の性質としては、まず「電気や熱の電導性が高いこと」。金属のなかでは銀に次いで2番目だそうで「家電製品のコードには必ず銅が使われているし、熱を伝えやすいのでフライパンや鍋にも使われている」と解説。そのほか「加工しやすい」、「耐食性がある」「有色である」などの性質も。 そして、今注目されているのが「殺菌性」。坂田さんは、「銅は、表面が空気中の水と反応して、水を『ラジカル』という攻撃的な状態に変えるんです。そのラジカルがウイルスや菌のタンパク質を破壊してくれる。ウイルスは突然変異することがあるけど、タンパク質の外側だけじゃなくてDNAやRNAまで破壊していくので、そういった心配もない」と話します。 銅の殺菌性は、O157(腸管出血性大腸菌O157)やインフルエンザウイルス、ノロウイルスに有効であることが確認されていて、「アメリカの研究で新型コロナウイルスも有効であることがわかった」と坂田さん。新型コロナウイルスは銅の表面ではおよそ30分で不活性化し、4時間後には完全に消滅するそう。 そんな銅の殺菌性について、坂田さんは「純銅じゃなくてもよくて、60%以上の銅を含んでいる合金であれば効果がある。なので、病院や保育園などの手すりやドアノブを、真鍮製(しんちゅうせい/銅と亜鉛の合金)に替えることが広まってきている」と話します

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(2020/06/27)