米国1日で4万人超感染 3日連続で最多更新(産経新聞)

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 【ニューヨーク=上塚真由】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は26日、米国内の同日の新型コロナウイルス新規感染者が4万人を超え、1日当たりの最多記録を塗り替えたと報じた。同紙の独自集計によると、最多更新は3日連続。感染急増が著しい南部のフロリダ、テキサス両州は同日、州内のバーの営業規制を公表。経済再開を見直す州が増え、景気回復の先行きに懸念が強まっている。  感染急増を受けて、米政府の新型コロナ対策本部長を務めるペンス副大統領は26日、対策本部として約2カ月ぶりに記者会見を開き、「(前回に感染が急拡大した)2カ月前と比べ、状況ははるかに改善している」と強調、「第2波」の懸念払拭に努めた。  同氏は、全50州のうち16州で感染者が増えていることを認めたが、34州は安定しているとの認識を示した。また、感染者の約半数が35歳以下の若者だと説明。感染者の急増は、検査の普及で無症状の若者の感染を多く把握できるようになったのが原因だとした上で、「若者は症状が深刻化しにくい。これは良いことだ」と楽観視した。  だが、多くの州では感染者だけでなく、入院患者も増加している。米メディアによると、テキサス州の最大都市ヒューストンでは集中治療室(ICU)の受け入れ態勢が限界に近づいているという。感染拡大の「危険水域」とされる検査での陽性率が10%を超えたことを受け、同州のアボット知事は26日、「バーでの密集を含む特定の活動に原因があるのは明らかだ」と指摘。バーの営業休止と、飲食店の客の数を50%に制限する知事令を出した。  フロリダ州も26日、1日当たりの感染者数が8900人を超えたと発表し、過去最多を更新。バーなどでの酒類提供を禁止した。他に西部のニューメキシコ、アリゾナなども規制緩和の中止や延期を表明した。  急増の背景について、公衆衛生の専門家は、経済活動の再開によって人の移動が増え、若者層などを中心に、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保など対策が十分に実施されていないと指摘する。  また、フロリダ、テキサス両州では、経済を重視する共和党の知事が5月初旬に事業規制を緩和し感染の急拡大を招いたとして、「再開が早すぎた」との批判が噴出。両州では、住民へのマスク着用の義務付けを求める民主党系の市長に対し、慎重な共和党知事が抵抗し、党派対立の様相も強まっている。  一方

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(2020/06/27)