台湾、域外学生の受け入れ開始 コロナで学業中断 第1陣「感動した」(中央社フォーカス台湾)
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(桃園空港中央社)新型コロナウイルスの影響で台湾に戻れなくなり、学業に支障をきたしていた域外学生の受け入れが始まった。26日には、第1陣の8人が到着した。いずれも今月卒業する大学生で、報道陣の取材を受けて口々に「やっと卒業できる」「ありがとう台湾」などと喜びを語った。
入境を認められるのは低リスクと見なされる11カ国・地域の学生で、その中でも特に、今年度の卒業生や台湾での滞在先に校外の宿泊施設を利用できる人が最優先とされた。教育部(教育省)が17日に発表した。対象となるのはベトナム、香港、マカオ、タイ、パラオ、オーストラリア、ニュージーランド、ブルネイ、フィジー、モンゴル、ブータンで、条件を満たす人は2238人。同部がまとめた名簿によると、26日までに62人が台湾への入境を認められた。
第1陣は全て香港人だった。空港には、学生の動向を把握、確認するために設けられた専用窓口があり、8人は専用のバスでそれぞれの母校に向かった。28日には第2陣の4人が到着する予定だという。
同部や内政部移民署の資料によれば、台湾に戻れなくなっている域外学生は約2万5千人。今後は卒業生以外の学生、来年度の新入生の順で優先順位を付け、状況を見ながら複数回に分けて受け入れる方針となっている。
(邱俊欽、陳至中/編集:塚越西穂)