アジア系医師、コロナ治療で人種差別の被害告白 米(CNN.co.jp)

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(CNN) 米国で公衆衛生などを担当するアジア系の女性博士は27日までに、CNNの取材に応じ新型コロナウイルスへの対応策を提言するたびに憎悪に満ちた人種差別的な反応にさらされたとの体験を明らかにした。 これらの反発には「コウモリを食べる人間」「自分の国に戻れ」などの内容があったとCNNに証言。「新型コロナウイルスを引き起こしたのは自らの出身国と認めるべきだ」などの攻撃があったともした。 この博士は、米ボルティモア市の公衆衛生担当責任者も過去に務めたリアナ・ウェン氏。現在は救急救命の医師や米ジョージワシントン大学の公衆衛生研究所の客員教授も務めている。 博士によると、同僚のアジア系の医療従事者から新型コロナの治療に努めている際、偏見に根差した被害の告白を受けたとも説明。つばを吐かれ、治療を受けることも拒否された事例があったという。 博士は、医療専門家としての責務を果たし、最善を尽くして前進するだけとの思いはあるが、「現実はそうはいかない」との苦い思いも吐露した。 その上で、トランプ米大統領が過去に、新型コロナを「中国の疫病」「(中国の武術にちなむ)カンフー」と呼び捨て、批判を招いたことに言及。他の指導者が人種差別や外国人嫌悪への異議を表明することを促した。 米大統領の発言の影響力は大きいとも主張。「アジア系米国人の医師や看護師の助言を人種差別的な観点からはねつける患者を心配している」ともした。 ウェン博士はまた、米国に隔離措置を改めて打ち出す政治的な決意や支持があるとは考えないと指摘。ウイルスが実際に制御出来ない状態になるのを阻止するための適切な方途で社会経済活動の規制緩和に踏み切る用意もないとの判断も示した。

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(2020/06/27)