「撮影再開」 感染予防で人員削減、口は出すが金は出さず(夕刊フジ)

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 【テレビ用語の基礎知識】  1日の新型コロナの感染者数が減ったり増えたり、なんとなく先行き不透明な感じがまだまだありますが、テレビ業界ではそこそこ撮影再開に向けて動き始めました。とはいえ「スタジオに来るのはMCのみで他はリモート出演」というルールの局がまだあったりとか、完全復活にはほど遠いんですけど、まあ一歩前進です。  特に、ドラマがずいぶん撮影再開し始めているみたいですね。ドラマはなにせ出演者もスタッフも多人数ですし、長時間拘束される現場なので、真っ先に撮影が止まってましたから関係者はさぞ嬉しいでしょう。  と思ってたらドラマのスタッフから、こんな話を聞きました。各局とも感染予防対策マニュアルには「スタッフの人数を減らすこと」と書かれていることが多いそうなのですが、仕事の量は感染予防のために激増してるというのです。  例えば、役者さんは演技をしているとき以外はずっとマスクをしていなきゃいけないので、マスクを付けたり外したりメイクを直したり…とすごく面倒ですし、セットも誰かが触ったものはすべてアルコール消毒。マメに換気もしなきゃならない。なんやかんやいちいち大変で、ホントはスタッフを増員したいくらいなのに、減らさなくちゃならない。  しかも、そのスタッフの話によると、「感染予防策はいろいろしなきゃいけないが、局から追加予算が出ているわけじゃない」。つまり、言ってみれば「口は出すが金は出さない」状態なのだそうです。感染予防するとなると結構お金が余計にかかるので、それを工面するのに四苦八苦。予算がないから人なんて増やしたくても増やせないし、金銭的にも物理的にも現場はますます大変な状況に追い込まれています。  きっと、ちゃんと感染予防用に追加予算を出している局もあると思いますよ。そう、信じたい。ただ、僕の周りのドラマ以外の現場でも、感染予防用の追加予算の話は…あれ? そういえばあまり聞いたことがありませんね、と。まあ、きっと僕が知らないだけなんでしょう。  聞こえてくるのは、「アルコール消毒をちゃんとしろ」と言われたのに、アルコールが手に入らなくて、局Pに泣きついたら「局にも無いから自分たちでなんとかしてください」って言われて困ったとか。局Pが在宅勤務で現場に来ないとか。そんな声が多いかもですね。  まあ第2波が来るかもですし、もっと危機管理をしっかり

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(2020/06/27)