劇場とライブハウスの現在―生きる上で欠かせない、非日常と出会える場所【鴻上尚史×GAKU-MC】(J-WAVE NEWS)

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今回、GAKU-MCは東京都・墨田区を拠点に活動する劇団「シアターキューブリック」の女優で広報担当の奥山静香さんを取材した。 「シアターキューブリック」は4月の開催予定で長い時間をかけ準備してきた劇団結成20周年記念公演『幸せな孤独な薔薇』を延期。自分たちの表現の場を失っただけではなく、アルバイト先も失って経済的にも苦境に陥っている劇団員たちが愛してやまない演劇の魅力について熱く語る。 GAKU-MC:まず、舞台の魅力を教えて下さい。 奥山:私は舞台を総合芸術だと思っています。俳優の演技もそうですが、スタッフワーク、照明、音響、劇場に来られるお客さまなどが一体になってはじめて生まれる芸術だと思っているので、そこが一番の魅力ですね。 GAKU-MC:新型コロナウイルス感染症(以下「新型コロナ」)の影響で公演が中止になったと劇団のメンバーに伝えた時はどんな様子でしたか? 奥山:お客さまはもちろん、自分たち(劇団)がキャストやスタッフを守れなくなるので、ごめんなさいと言わなきゃいけないことがつらかったですね。お新型コロナがこの先どうなるか全く予想がつかなくて、それによってみなさんが不安になってしまい、劇場にお客さまが来られない可能性が高くなりました。世論の影響もあって、みなさんが楽しめない状況で作品を発表することはよくないのではないかということで、中止の話をせざるを得なかった状況です。 新型コロナの影響により劇場で公演ができないため、劇団は公演を映像で配信するなどの動きもあった。 奥山:映像でいろいろなことを試していくことはすごくいいことだと思います。過去の映像を配信したり、新しく映像を作り配信したり、そういう動きもたくさんあると思うんですけど、「シアターキューブリック」としてはできるだけ生であることにこだわりたいという思いがあります。お客さまと一緒に生まれるものの大きさを強く感じています。 GAKU-MC:よくわかります。そうですよね。 奥山:演じている側もお客さまからのエネルギーがあってはじめて生まれる感動などもあると思うので、舞台芸術として、そこは追求していきたいと思っています。 奥山さんはリスナーに向けて「生で観られる環境に早くなったらいいなと思います。そのときは演劇を生で楽しんでいただけたら」とメッセージを送った。 奥山さんの話を聞き、鴻上は「今、

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(2020/06/26)