ヤクルト石川40代勝利逃すも「粘りの投球できた」(日刊スポーツ)
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<ヤクルト5-6巨人>◇26日◇神宮
小さな巨人の1勝が、またもすり抜けた。ヤクルト石川雅規投手(40)は、巨人を6回1失点に抑えた。勝利投手の権利を手にして降板したが、守護神石山が逆転を許し40代初勝利はならず。「先制されたが、なんとかその後は粘りの投球ができました」とコメントした。
高めに浮く球は皆無。ストライクゾーンのスレスレに徹頭徹尾、集めた。ときに大胆に攻めた。2回に初球を1号ソロとされた陽岱鋼の第2打席。初球にど真ん中の121キロシンカーでストライクとし、最後は遊飛。6回には坂本、岡本をシンカーで連続三振。2死一塁で、パーラに対して全6球を外角低めに投げ、空振り三振。高津監督は「低く集めたり、タイミングを変えたり。さすがだなという所。勝ち星をつけてあげたかったのが正直なところ」と明かした。
雨中の開幕戦、5回3失点で勝ち投手の権利を得て降板。しかし中継ぎ陣が打ち込まれた。延長戦の末に敗れたが、クラブハウスには石川の「明日、明日!」という声が響いたという。ピンチで好守を見せた村上には「ムネ、ありがとう」と感謝も忘れなかった。5年ぶりの規定投球回数到達、通算200勝、何よりもチームの勝利。石川は諦めない。【保坂恭子】