休業緩和1カ月「客足戻らない」 接触確認アプリにも複雑な心境(産経新聞)

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 新型コロナウイルスに伴う休業要請の緩和に向けた東京都のロードマップ(行程表)で、都が第1段階「ステップ1」への移行を表明してから26日で1カ月が経過した。ステップ2、3と進むにつれ営業可能となる施設・店舗は増えて飲食店の営業時間も延長され、今月19日に休業要請は全面的に解除されたが、今も先行きに不安を抱えている事業者は多い。  「団体客や宴会の予約は一切なく、夜の時間帯で影響が続いている」  墨田区で中華料理店を経営する女性(25)はため息をついた。5月中旬に営業を再開したが客足の戻りは鈍く売り上げは以前の半分程度。家賃や人件費を引くと利益は残らない。座席数を減らし換気や消毒など感染防止対策に力を入れるが「(感染の)第2波、第3波に備えるには補助金なども含めてもっと資金が必要になる」と訴える。  政府は、新型コロナの感染者と濃厚接触した可能性がある場合スマートフォンに通知が届く「接触確認アプリ」の運用を開始した。この女性は「店でもし感染者が出た場合、『感染者が来た店』というレッテルを貼られるのが怖い」と複雑な心境をのぞかせた。  大手居酒屋チェーンを運営するワタミも「徐々に客足は戻りつつあるが、客席を減らしていることもあり、売り上げは例年の半分以下」(担当者)。売り上げアップに向けたキャンペーンも「(密になるため)行うべきかどうか判断は難しい」という。  北区立中央図書館では、5月20日からカウンターでの予約資料の受け渡し業務を再開。今月16日にようやく書架で自由に資料を選べるようになったが、30分以内と時間制限をつけている。  返却図書は入念に除菌し、返却後3日は貸し出しを行わないなど感染対策を徹底。通常は1日平均で約2千人が訪れるが、先週末の利用者は約1千人。堀田哲二館長は「本を読みながら涼めるため夏場は来場者が多くなるが、利用時間の制限を設けることも考えている」と打ち明けた。  夏場にかき入れ時を迎えるプールも、思うような運営ができない状況が続く。  今月1日に営業を再開したアクアブルー多摩(多摩市)は、密を防ぐための入場制限により、来場者は例年の半数程度にとどまる。担当者は「感染対策をしっかりと行いながら(プールに行きたいという)お客様のニーズにも応えていきたい」と語った。  一方、国営昭和記念公園(立川、昭島市)にあるレインボープールは

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(2020/06/26)