名手の池ポチャに驚き/38勝清水キャディーの目(日刊スポーツ)

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<女子ゴルフ:アース・モンダミン・カップ>◇第2日◇26日◇千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)◇賞金総額2億4000万円(優勝賞金4320万円) 【写真】12番、笑顔を見せる鈴木 ツアー通算38勝をサポート、今大会で鈴木愛のバッグを担ぐ清水重憲キャディー(46)の目。 ◇  ◇  ◇ ネット中継を見ていた皆さんは、鈴木プロの最終9番パー3に驚いたんじゃないでしょうか? あれだけの名手がグリーン手前の池に落として、トリプルボギーをたたくなんて…。 原因は主に2つあります。まず1つは、アゲンストが想像以上に強かったことです。 ティーグラウンドからピンまで実測161ヤード。通常なら6番アイアンで打つ距離をプロと相談して、2番手上げて4番ユーティリティーにしました。3番手上げれば7番ウッドですが、それはあまりに想定外。実際、打った瞬間に「チャンスについた」と思うほど、いいショットでした。 想像以上の強風だった要因は、無観客試合とも無縁じゃないと思います。あのホールは、アウトのフィニッシュ。例年はグリーン奥にスタンドがあるんですが、今年はなかった。遮断物がないことも織り込んでの4番ユーティリティーだったんですが、それ以上だったという感じです。 もう1つは、プロのショットが“良すぎた”こと。ユーティリティーは基本的に易しいクラブです。同じキャリーを出す時にアイアンより弾道が高く、グリーンに止まりやすい。プロはその特性通りのショットをしました。その結果、スピン量の多さが、いわゆる「吹き上がり」につながり、風の影響をより受けてしまったのかもしれません。 プロはスコア提出後、ご飯を食べて練習場に来て、自分からこう言いました。「きょうはできすぎでしたからね」。自粛期間中の4、5月はあえてゴルフから離れ、本格的な練習は6月に入ってから。今大会、パットの調子は本当にいいんですが、ショットは思った以上の結果を出していた。そこを自分なりに冷静に分析した。 残り2日。首位と3打差。きっちり気持ちを切り替えた鈴木プロをサポートするのが、楽しみです。(プロキャディー)

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(2020/06/26)