台湾から大量医療物資 兵庫・新温泉町「友好関係深めたい」(産経新聞)
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新型コロナウイルス感染対策に役立ててほしいと、兵庫県新温泉町と交流のある台湾の自治体から、同町に大量の医療物資が届けられた。西村銀三町長は「大変ありがたい。将来につながる友好関係を深めていきたい」と感謝した。
寄贈したのは、台湾最南端の屏東(へいとう)県。医療物資は防護服とフェースシールド、感染予防用ゴーグル各100個と感染予防手袋2500組。
台湾観光局によると、同県は熱帯地方に位置し、人口約85万人。「台湾の南洋」ともいわれ、国内有数の観光地として知られる。平成27年、同県の訪問団が新温泉町の湯村温泉に宿泊、地元住民らと交流したことで交流が始まった。
29年からは県立浜坂高校の生徒代表を同県に派遣し現地の学校などと交流。昨年からは、浜坂高と同県の東港高級中学が姉妹学校となるなど絆を強めている。
台湾は新型コロナの早期封じ込めに成功し、国際社会から高い評価を受けている。台湾系の団体からの支援は物資不足に悩む日本各地の自治体に及んでいる。
同県からは5月に、同町国際交流協会に「医療物資を提供したい」との連絡があり、今月初めに町役場で贈呈式があった。
物資の箱には、同県の位置を示す地図に台湾の旗と日本の国旗が並んだ大きなステッカーが張られ、「HEALTH FOR ALL」の記載とともに、日台交流が強調されていた。
医療物資は公立浜坂病院などで活用している。