大黒柱不在の中、23年連続のプレーオフ出場を目指すスパーズ/2019-20NBA通信簿チーム編30(バスケットボールキング)
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NBA歴代最長タイとなる22年連続のプレーオフ進出を果たした強豪は、昨夏3チーム間のトレードでダービス・ベルターンス(現ワシントン・ウィザーズ)を放出し、ディフェンダーのデマーレイ・キャロル(現ヒューストン・ロケッツ)を獲得。
ほかではフリーエージェント(FA)でトレイ・ライルズを獲得したことを除くと、ルーキーのケルドン・ジョンソンとルカ・サマニッチを加えたくらいで、昨季とほぼ同等のロースターで今季を迎えた。
グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ)とデリック・ホワイト(共にアメリカ代表)、パティ・ミルズ(オーストラリア代表)、マルコ・ベリネリ(イタリア代表)がそれぞれ昨夏のFIBAワールドカップへ出場したものの、ラマーカス・オルドリッジとデマー・デローザンという両輪を中心に開幕3連勝と好スタートを切る。
ところが、昨年11月に悪夢の8連敗。このチームにとって1996-97シーズンの11月以来、23年ぶりであり、同シーズン途中に就任したポポヴィッチHCにとっても、自身最長の連敗となってしまった。
もっとも、過去22シーズン連続でレギュラーシーズン勝ち越しを決めてきた名将は連敗をストップしても「これは(人生における)もう1つのゲームなんだ。ちょっと固くなりすぎているね。彼らは全員がプロであり、成熟した男たちだ。彼らには家族がおり、子どもたちもいるから、(連敗が彼らを)悩ませることはない。もちろん、何度も連続して試合に負けることを好む選手はいないが、衰弱してしまうようなことはないだろう。(連敗していようと)給料は手に入るんだ」と、客観的に見ていた。
そうした中で、チームのトップスコアラーとなった在籍2年目のデローザンは11月下旬に「僕はもっと勝ちたくなったんだ。僕らがこれまで味わってきた苦難(からはいあがった力)を見せつけてやろうじゃないか」と意気込み、オルドリッジが地元メディア『The San Antonio Express-News』へ「自分たちのことを信じなきゃいけない。もし信じることができないのならば、ここにいるべきじゃない。このチームにいる全員が(ここから巻き返せると)信じるべきだし、ハードワークしなきゃいけないし、毎日向上していくべきだ。もしそれができないんなら、ここにいるべきじゃない」とチームを鼓舞。
だがスパーズはその後も5連