「Perl 7」が発表 ~来年にも四半世紀ぶりのメジャーバージョンアップへ(Impress Watch)

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 The Perl Foundationは6月24日(現地時間)、スクリプト言語「Perl」の次期バージョン「Perl 7」を発表した。いくつかのリリース候補を経て、来年中にもリリースされるという。  「Perl」では下位互換性の維持が重視されており、古いスクリプトがそのまま動くようになっている。これは大きな長所だが、その一方でモダンなスクリプトを新たに書こうとすると大量のプラグマ(“use stric;”など)を書く必要があるという問題も引き起こしていた。  「Perl 7」ではその問題を解消するため、現代のニーズに合わせたより“クリーン”なデフォルトが採用されるとのこと。つまり、「Perl 7」は単に「Perl 5.32」(“Unicode 13.0”をサポートした現行の最新版)のデフォルト設定を変えただけに近いものとなる。約200,000個ある“CPAN”のモジュールも、ほぼ手を加えることなく動作する見込みだ。  一方、既存の「Perl 5」は長期メンテナンスモード(long term maintenance mode)としてサポートが継続される。「Perl」は最新2つの“5.x”バージョンをサポートするが、長期メンテナンスモードではそれよりはるかに長いサポートが提供されるという。  ちなみに、「Perl 6」ではなく「Perl 7」というバージョンナンバーが採用されたのは、「Raku」との混同を避けるため。「Raku」は「Perl 6」となるべく開発されたスクリプト言語だが、従来の「Perl」と互換性がなく、実質的には異なる言語であるとして、2019年10月に今の名前に改称されている。このようなバージョンジャンプの例は「PHP 7」(「PHP 5」の後継)などにもみられる。

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(2020/06/25)